カテゴリ:散文( 15 )

歩く

やさぐれたりやさぐれなかったりしながら、まあ、淡々と歩いて行く。
[PR]
by 6ssorelativo | 2015-05-06 22:16 | 散文

ある歌

床を転がって泣いて
何とか物語を作った
君は行け
俺が君の平凡を生きるから
という内容だった
平凡はでもここにもある
当り前すぎて
平凡の定義も忘れていた
「生きる意味」とか聞いて
意味なんかないと答えて
意味のないところで
答えも意味をなさないところで
でも記憶は胸に差し入って
歌に過去を見出す
あのとき二手に行った「君と俺」
「俺」が生きていることを
とある歌を聞いて知る

私の「青春」は、「俺」だったのだ
長い長い「青春」だった
私は輝けなくて
けどほんとは「俺」も輝いてたわけじゃなかった
ってかそんなことどうでもよかったんだ、今わかったけどね
俺になって僕になって私になってさまよって
今いるのはドーナツの輪のなか

よくぞあの外郭をくぐり抜けたものだ
もう全然思い出せないけど
歌を聞けば気付く
あのころみんなほんとはかっこよくて
燃焼しきっていて
あれは「俺」ではなく私の青春だった
濃密すぎる年月のあと
海はこんなにも凪ぎ
あの歌を聞かなければ
過去なんか思い出さない

けどあれは私の青春だったから
臆面もなくこんな言葉使うが青春だったから

歌を聞くときだけあのころに戻ろう
音楽と物語が
私の命の代りをしていたころに

「BUMP OF CHICKENの"リリィ"を聴くと毎回毎回泣くことについての散文」
[PR]
by 6ssorelativo | 2015-03-11 11:38 | 散文
おはようございます。

なかなかにかわいい。

オーストラリアのd0217745_1212735.jpg空港の立体駐車場にカンガルーが迷い込んだ、というビデオ。

Kangaroo Creates a Stir at Australian Airport


※写真のカンガルーはニュースのカンガルーと関係ありません。
 いい表情なので貼った。
 
 
カンガルーと言えば、シドニーにいたころ動物園に行ったのだが、あるカンガルーが、とても切なそうな、やるせなさそうな顔でちょっと上を向いてじっとしているので、どうしたのかと思ったら、その表情、態勢のままぽろぽろ糞をし始めた。
のを見て、以来、どうにもカンガルーというものをシリアス?にとらえられないでいる。
[PR]
by 6ssorelativo | 2013-01-13 12:14 | 散文
先日行った、完全に名古屋の夏における定番イベント、House of Noise、について。
 
ARGUMENT SOUL
目を開けばいつの間にか見目麗しく
広き丘にふさわしき人たちに
誰かの残した誓いのしるし
西の丘への道程は
自ら棄てねば必ず拓く

GxSxD
雷に出会ったのはいつ以来か覚えていません
私自分の居場所忘れてて
なぜ今の道を行こうとしているのか判りません
音があればよいはずでした
この世界でよいはずでした
私はこれでよいのでしょうか
音から離れてよいのでしょうか
 
AWAKED
麻が絹になって
豊かになって
私は後ろ向きな人間なので
まぶしさにただ息をのんで
しかし手を叩いて喜ぶ子ら
私は私の深刻が嫌いだ
心底嫌いだ
自然な成長というものに圧倒されながら
私は自己否定の沼
絹の手は輝いて
天はその手とつながって
私はやっぱりなぜ今の道を行こうとしているのか判らない
 
SURVIVE
楽しさ
呼吸
ジャスト感
女性性に鬼神の音
継続と
悔しさと
変らぬ支持
そう私の背中はむしろ
支持の念なのだ
微笑みの縁の
若さからの頑なさ
忘れなくても
今だけがすべてを語る
 
TERROR SQUAD
喉でせき止められ続けているこれを
西のほうにいた人をサロゲイトとして
東にもあの人がいて
100人分も代弁して
でも今はそれは言ってはいけない
私もう忘れることにしているから
あなたが代りに叫べばいいでしょう
私は方法がないので
ぐるぐるぐるぐる
喉までの体のなかで暴れるこれは
一度は完全に殺すのです
そこから始まるから私は今の道にいるのだが
始まる保証への餓鬼
それこそ殺すもの
 
EDGE OF SPIRIT
あれはもはや悲しみだろう
サブカルから頭痛を取り去って
背筋を伸ばした叙情性
言い訳という単語を定義の端に押しやる
説得力の音としての体現
西の人たちの強さは
私の世界の共通項として
顔の前で手を合せる
拝む
再び手を結ぶ
 
BOLD FAT MISSILE
湿気のない世界の音
誰も表現できる理由を知らない
いやよく考えれば
あの地には霧というものがあったけれど
身を隠せない湿度とは違う
なぜそれが可能なのか
ほかの誰もできぬそれが
重ねる年月ののちに溶けぬ結晶となって
形は変えても
溶けぬ今に祭の声
 
Now plyaing: TERROR SQUAD/Evil Never Dies...Reincarnation of Cursed Souls
[PR]
by 6ssorelativo | 2012-07-18 19:09 | 散文

最近のこと

1.
一度、
「自分はこうだから」と口にしてみると、
ほんとはそんなこと思ってないって、
「こうだから」ってのはこれまで自分で自分にはめてた枠なだけであって、
「ほんとの自分」なんてほんとは「何だっていい」ってのが判る。
 
私は無口だから、
私は感情が激しいから、
私は特殊な音楽しか聴かないから、
私は英語も話すから、
いやいや、
何だっていいよ、
多弁なときも、
クールなときも、
ふつーの音楽聴くときも、
それもまた私であって、
「私」はもっと「全体的」でいい。
 
 
2.
依存でなく、
支え、
というのはこういう感じで。
音楽だけが、
もの言わぬ音楽だけが私のすべてで、
今までは私は結局壊れたまま人と関わっていて、
ああそうだ、
ほんとに誰かとリアルな関係性を結んで愛し合ったことなどない、
愛してると言われても壊れている私は同じ言葉が返せず、
ただ必要とされているということだけで自分の存在価値を確かめ、
確かにあのころは、
いや、
つい最近まで壊れていた、
「好きでもないのに」そんなことできるなんて、
というのは正しい指摘であり、
しかし私は必要とされると安心した、
私に心がなくても。
 
いつだったかまで、
空(くう)で愛してるだの私もそうだの、
あれには関係性がなかったから、
「愛し合って」いたのだろうがあれは関係性ではなかったので。
 
 
3.
背中を押しつける力と、
胸を持ち上げようとする力と、
今等しく働いている、
失敗に背中を押しつけられ、
でも私はやっていけると、
私にはこの音楽があってあの人がいて、
その力が胸を持ち上げようとする、
ふたつの力が拮抗している、
音楽が、
電気のように体を通って、
この音が私を幸せにして、
そして今はそれだけではない、
私は依存でも不安からでも物語にうかされたせいでもなく「私の意志で」誰かを求めていることを自覚しつつある、
人間が、
他人が、
リアルとなって、
過去ではいつもブランクであった「目の前の誰か」「隣にいる誰か」は私が奥底で望んだ顔で姿形で声で具現化されて、
私を「本当に」牢獄から連れ出した、
目の前にいたらブランクになって愛せない故障、
私の故障、
私の心の故障はどこかに行きつつある、
まるでNINE INCH NAILSのようにbroken-to-fixed、
私は健康になったらまた違う世界に行くのだ、
ずっと「健全」だと軽蔑してきた人たちと同じところに行くのだ、
私の病は終るのだ、
私は「普通」になって「まとも」になって人間に生れたことを女に生れたことを初めてきっと祝うのだ、
もう現れたから、
決して現れないと思っていた、
私の故障を受け止め批判してこの故障と傷を自分も半分背負ったのだと言って抱き締めてくれる人が現れたから。
 
Now playing: DIR EN GREY
[PR]
by 6ssorelativo | 2012-05-07 23:55 | 散文
狂うのは心地よい
 
狂うのは安易だと去年は言っていたが
これはほんとは心地よい
誰もが笑う覚悟をする
分子としての粒子としての私を定義する音のなかに全面的に入っていく
 
誰もが笑っても私はこれを真言と言う
瞑想も覚醒も知ろうともしなかった時点ですでに私を空(くう)につなげた音
 
真実のほうが先にあった
真言のほうが先にあった
私は何も知らなくてもかまわなかった
(知的)理解も何も
何もないところで
思考の暗い部屋で這いずり回り続けた年月の最後に
光となって現れた音
誰もが笑っても私はこれを真言と言う
「狂った」者の覚悟を持って言う
私はこの音のあるところからやってきた
私の実存はこの音のあるところからやってきた
この音があって初めて私は自分の人生を総括する
すべての意味を消して
すべての物語を消して
この音自体さえも無にかえして
世界が無で満ちる
私はもう存在しない
この音と無を認識する何らかの意識がある
やがてその意識もこの音と無と同じものになる
私は存在しない
私はこの音を聞いていない
私はいない
私はいない
作った者も聴く者もいない
音だけにすべてが帰結する
「 」あなたもいない
最初からあなたはいなかった
音だけがある
作ったときのあなたの意識も
この音の前では無に消える
あなたがいなければこの音がなかったのだとしても
あなたはいない
いるというのは辻褄が合わない
あなたが人間として作ったものを
私は真言と言う
ただの分子としてのただの粒子としての私に還してくれたあなたの音を真言と言う
 
明日にはもうすべて忘れているにしても
 
「 」Diabolos
 
[PR]
by 6ssorelativo | 2012-03-08 23:29 | 散文

信じて忘れるということ

私は彼に「こんにちは」と言って同時に「私はあなたを知らない」と言って同時に「さよなら」と言って同時に「あなた以上の魔法を使う人はいない」と言って同時に何も言わない。
[PR]
by 6ssorelativo | 2012-02-22 21:49 | 散文

ヲシテの鍵

あのとき見えていたものは何だったのでしょう
今日静かに決めて
あの日の言葉を読んだら
同じことが書いてあった
 
知っていた人のところへ
知らなかった人のところへ
 
信じて
忘れる
 
幼いころに自分の世界を守るために作った文字や
憧れて呼んだ兄さんの名前や
 
何度思い出しても暗い部屋
閉じ込められた子供に
あの人が作っておいてくれた鍵を
畳の下から
 
幼い私は
あなたの名前がきちんと書けずに
憧れて呼んだ兄さんの名を未来に渡すように呼んで
あれから途方もない時が流れた
あなたが作っておいてくれた鍵を
見間違うはずがない
鼻先かすめる柔らかい花
時に日本語がかける魔法は今とけて
あなたの鍵を回すとすべてが逆転し始めた
 
私の道はもう私の道ではないから
「不気味な失敗」の地雷は埋められていない
けれども空は見ずに
あなたの顔も見ずに
私はひとからの理解への期待を清々しく捨てる生を行く
あなたの鍵だけはあるから
[PR]
by 6ssorelativo | 2012-02-21 21:44 | 散文

悪い話を聞かせてくれ

悪い話を聞かせてくれ
取り繕わずに
悪い話を聞かせてくれ
どっちにしろ夢なのだから
ほんとのことだけ聞かせてくれ
[PR]
by 6ssorelativo | 2012-01-01 15:40 | 散文

無題

冥土の土産でなく
この空の規模の確認

もう怖じ気づかないならば
私は一度自ら野に下り
結局西を目指す

知っていた人のところへ
知らなかった人のところへ
[PR]
by 6ssorelativo | 2011-12-28 00:36 | 散文

日々、潜在意識に操られるのもしんどいですよね。操られないポイントは、潜在意識と対立しないこと。そして潜在意識に負担をかけないこと。そのへんのお話から、前に進むヒントをお伝えします。(Access Code Reading(略称ACR)はキャシー天野さん開発のセラピー法です)


by 6ssorelativo